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ネットで一輪車の安全性に書いてる記事は結構あります。
中には「安全性はとても高いんですよ」という記事も。
でも、個人的に安全性が高いと言えるのは、初心者のうちだけだと思います。
初心者の方が何故安全か。それはスピードが出ないから。
手すりや誰かに手を貸してもらって前に進む練習をしている段階、もしくは少し走れるようになった位のところでは、自分の足で走ってて転ぶのと大差ないんじゃないかと思います。
もちろん、受け身も取れず顔からバーン!っていけば話は別ですけど、初心者でヘルメット、肘・膝サポーター着けて乗ってる分には、傷害保険に加入するほどの心配はいらないでしょう。
大概は青たんや擦り傷程度で済むことが多いのでは?
ウチのあゆとは足がアザだらけです(^_^;)

一輪車で怪我が多くなるのは、十分にスピードを出して走れるようになってからだと思います。
それも接触事故。
怪我の箇所は統計とったわけじゃないけど、恐らく手首が一番多いのでは?
演技をされてるチームであれば必ず経験したことあると思いますが、
例えばループをするために何人かで手を繋いで走っている最中に先頭の子が転ぶと、それに突っ込むように後ろの数人が転びながら被さってきます。
もしくはバックで走ってて、後ろに誰かが居たのに気付かず、衝突。
で、転んだ際に身を守ろうとしてとっさに手をつく。
これが原因で骨を折ったり、骨にひびが入ったり、もしくは変に足をひねるとアキレス腱切ったり。
時には一人で技練してる時にとんでもない転び方して、

「危ないっ!Σ(゚ロ゚;)」


って叫んだことある経験は、保護者さんや監督さんは絶対あるんじゃないかと思います。

ループで全力で走ってる時って時速何km位出てるんだろ?
近くを走っていくとすごい風がきますよね。
あのスピードで転んで多重事故みたいになったら怪我しないほうがおかしいですもん。
まあ、だからこそ基礎練が大事だし、お互いを信頼してなきゃ出来ないし、その信頼関係(人間関係)を育んでいけるっていうメリットこそ、団体演技の最大の魅力だとは思いますが

結論。
一輪車は完全なる安全性を確保出来るものではありません。
むしろ上手になるにつれ、怪我のリスクは高まります。


一輪車やらない方から見ても「そりゃそうだろう」ってことになると思います。
ただ走っても転んで怪我することあるのに、あんな不安定な乗り物で走って転んで怪我しないわけない!
小学1年の小さい子と高校生の大きい子が転ぶのじゃ衝撃も違うしね。
少し考えれば分かるから、大人は簡単に「一輪車に乗ってみるか!」とはならないですし、
実際に怪我した選手も数多くいることと思います。
長年やってると大会や発表会の前に怪我したなんてことも多々耳にします。

でも、そんなことは何のスポーツであっても同じです。
怪我のリスクのないスポーツなんてありえないです。
大事なのは、「怪我に備えておくこと」

転んだときに頭を打ってぐったりしている。
明らかに骨折っぽい。
↑こんな場合は躊躇せず救急車を呼びましょう!
素人判断で様子みたり、スマホで「こんなときは?」って検索してる暇があったら救急車呼んだほうが良いです。

後は少しでも怪我の対処法の知識を入れておくと良いと思います。
例えばこちらのリンク↓

怪我をした時のRICE処置

こういうのを読んでおくだけでも違うと思います。
それからスポーツ保険とか傷害保険もあったほうが良いですよね。
練習前の柔軟は当然やらなきゃダメですし。
他にもやれることはあると思いますが、話が脱線したので元に戻します(笑)

とにかく、これから一輪車を初めてみようかな?っていう人には、

「一輪車って気をつけて乗れば意外と安全なんだよ」

って言うよりは、

「一輪車は当然ケガする可能性あるから十分な注意が必要だけど、乗れるようになったら絶対に楽しいよ!」

と、ある程度の危険性はキチンと伝えつつ、その先にある楽しさのことも触れて頂くと良いのではと思います


最近、ななとと同じチームの子が怪我をしたので、
自分への戒めの意味も込めて、書き留めてみました。
無駄に長くなっちゃったけど(笑)