一昨日の23日(水)、盛岡市の岩手県営武道館で行われた「2016岩手県一輪車競技大会(演技部門)」を見学してきました。
今回は豊田からも高校生以上の部にペアが1組出場するので、その応援も兼ねて

この日、弘前は前の日の夜からの雪が降り積もっていました。
朝6時に出発しましたが、岩手の会場は雪は全く無い代わりに、風が物凄く冷たくて寒かったです

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しかし会場に入ると熱気でムンムン!
ロビーは出番待ちの選手が振り練したり化粧したり、衣装のチェックしてたり、記念撮影したり。
やっぱりこの雰囲気は良いですね!連れて行ったウチの息子達も飛び入りで出場させたくなります(笑)

ペア、ソロ、グループ、3部門が行われましたが、以下、ざっくりの感想です。

演技は全部観させて頂きましたが、やはり洋楽が多かったです。
個人的にイメージとして古着屋さんで流れているようなHIP HOP系?とか、ユーロビート系?は大会演技には合わないような気がします。
大会プログラムにも、審査は「技術点、芸術点、完成度」で採点すると書かれています。
この中で使用曲が影響するのはやはり芸術点だと思いますが、
前もどこかの記事で書きましたが、洋楽がダメなんじゃなくて、
洋楽であっても、メロディックなフレーズとか、感情に訴えるようなサビの盛り上がりとかがあればいいけど、それがなく、終始同じリズムの繰り返しで何の盛り上がりも無く終わってしまうような曲を使った演技は、曲がただのBGMになってしまっていて、正直あんまり印象に残りません。

歌を作る人の場合、詩を先に書いて、後から曲を着けるのを「詩先」。
先に曲(メロディー)を作って、後から詩を着けるのが「曲先」って言うのがあるけど、
一輪車演技の場合、先に振りを作って、後からそれに合う曲を探すってことは無いんじゃないかな?
先に曲を探して、良い曲見つけたらその曲で演技したい!って、後から振りを考えていくと思うんですが、
そういう意味では曲はとても大事。
良い曲に巡りあえたら、それで演技の半分は出来たと言っても過言ではないと思います。

なので、選曲も演技作りの重要な要素。
要は、本番の1回だけ聞いて印象に残らないような曲では、芸術点に繋げるのは難しいってことを言いたいのです(^_^;)

ただ、そういった中でも、印象に強く残る演技はいくつかありました。
そういう演技はやはり、曲に合わせて、ここぞという所で大きな振りを入れたり、キッ!と顔を正面に向けたり、曲を理解して自分のものにしてることが分かるし、逆にそれが出来るってことは、曲自体にもそういうキメとなる箇所があるわけで、選曲に成功して、表現することがちゃんと出来ているからこそ、演技に引き込まれるし、印象に残るんだと思います。

ただ難しい技を詰め込むんじゃなくて、そういう記憶に残るような演技の方が好きです
(*^^*)

地方の県大会と言えど、ほとんど東北大会の体を成してきているし、
全国大会で活躍している選手、チームも出場している大会なので、
是非この大会で切磋琢磨して、東北からどんどん全国大会への扉を開いて行って欲しいです。

連れて行った息子二人も勉強になりました


私自身は選手として活躍したわけじゃないし、好き勝手なこと言って(書いて)ますが、
一般でお客さんとして観ている立場としてはそんなもんです
観客賞っていうのがあったらあげたい演技あったのにな~(笑)

あ、豊田の男子ペアは優勝をいただきました
あの背中に追いつくようにウチの息子も頑張れ~(^^)/