さて、本番編ですね、色々書きたいことあるけど手短に
10時の開会式を前に、当然スタッフはもっと早い時間から準備をしています。
私の係はプロジェクターを繋いだパソコンを操作して、舞台のホリ(ホリゾント幕。舞台の一番奥にある幕です)に審査員紹介や各チームの演技終了後のエンドロールを投影する役です。
朝イチのテストでは問題なし!今日は問題なくいける!と思っていたんですが・・・
直前になってパソコンの画面が反映されないトラブルが発生!
これは焦りました
急遽本部からパソコン借りてきたり
市民会館の本当の舞台関係者の方が直してくださり難を逃れたのですが、そのトラブルが原因かは分からないのですが、朝はちゃんとなっていた審査員紹介の映像(パワーポイントで作成したもの)の字の配置がズレていたり、エンドロールで余計なタスクバーが見えてしまったり・・・本当に申し訳なかったんですけど、直前まで問題なかったものが、いざ本番流してみたらおかしくなっていた、というのは大きな反省です
そんなこんなで、いざ本番です
開会式が始まり、開会挨拶、来賓祝辞の後はチーム紹介があって、全チームの選手代表と監督の2名が、中央のマイクまで出ていって、一言抱負を述べるという時間があります。
上手からの出て行き片は自由なので、手を繋いでスキップしたり、一輪車に乗ったり、ダンスをしたり、このコーナーも見どころの一つとなっています
そして、各チームの演技が始まります。
舞台袖でパソコンを操作していたので、選手や衣裳係さんの動きは間近で見させて頂くことが出来ました。
それと演技も舞台の横から少しだけ。
演技中に転んで、袖に下がってきた途端に泣きだす子、それを「まだ終わってないよ!大丈夫だから!」と言ってなだめる年上の先輩や衣裳係のお母さん方。
舞台上で役になりきり演技をし、袖にさがってから凄い勢いで着替えたり、顔をパンパン!っと叩いて気合いを入れてまた舞台に戻っていく様は、何ともカッコイイものがありました
それと多分大音量の音楽で観客や審査員には聞こえてないかもしれませんが、選手は舞台上で演技を行いながら声をかけあっていました。
「1・2・3・4!」
「良い表情だよ!」
「もっと頭下げて!」
など、チームの絆が伝わってくるものでした
映画や小説の世界を表現したり、抽象的な「死」や「愛」を表現したり、テーマは様々ですが、個人的に分かりやす過ぎるテーマは作品全体を通して単調になりがちなような気がします。
例えば映画を題材にしたものは、その映画が有名なものであればあるほど、映画という確固たる出来上がった「作品」がすでに観る方の頭の中にも有るわけで、その映画作品の単なるコピーになってしまいがちなところがあると思います。
死や愛も、例えば女性が殺される場面で、模造品の刀なんかで「グサっ!」「バサーっ!」と突いたり斬ったりする動きを行ったとすれば、あまりにもストレート過ぎて、チープに感じます。
そこは一輪車演技ですから、振付や構成で「死」を演出した方が芸術的なのかなと思います。
後はやはり舞台演技ですから、フロア以上の表現力が出せるんです。
身体的な「柔」と「剛」はもちろんですが、指先や顔の表情にゾクっとするものを感じたいです(笑)
だっているんですよ!そういうの出来てる人の演技を観ると、本当にゾワゾワします!
結果は先日の記事にも書いたとおり、豊田が優勝を頂きました
でも私が審査員だったら本当に迷う作品がいくつもありました。
一輪車の技術的にはほぼ横並び、というかそもそもフロアの大会と違って一輪車スキルや技の難易度は審査観点に入っていません。
「テーマ性」「構成」「完成度」「独創性」「表現力」
の5つの項目で審査されます。
ですので、演技自体の構成や表現力が必要になってくるんですよね。
迷うけど、個人的には一輪車クラブひのさんの作品がグッときました。
「モラルの葬式」という抽象的な世界観を、衣装や小道具はもちろんそうですが、中心人物である終始目隠し(もちろん見える加工はしています)をして演技を行っていた岩柳さんの演技には惹きこまれました。あの存在で確実に作品がテーマに合う形で引き締まっていました
ただ、どの作品も正面から見ていない(横からちょいちょい覗いてただけ)のが心残りですはありますが
最後は選手全員で記念撮影
また来年、素晴らしい作品に出会えることを楽しみにしています!
・・・最初に「手短に」って書いたのに全然手短になってないな(笑)
10時の開会式を前に、当然スタッフはもっと早い時間から準備をしています。
私の係はプロジェクターを繋いだパソコンを操作して、舞台のホリ(ホリゾント幕。舞台の一番奥にある幕です)に審査員紹介や各チームの演技終了後のエンドロールを投影する役です。
朝イチのテストでは問題なし!今日は問題なくいける!と思っていたんですが・・・
直前になってパソコンの画面が反映されないトラブルが発生!
これは焦りました
急遽本部からパソコン借りてきたり
市民会館の本当の舞台関係者の方が直してくださり難を逃れたのですが、そのトラブルが原因かは分からないのですが、朝はちゃんとなっていた審査員紹介の映像(パワーポイントで作成したもの)の字の配置がズレていたり、エンドロールで余計なタスクバーが見えてしまったり・・・本当に申し訳なかったんですけど、直前まで問題なかったものが、いざ本番流してみたらおかしくなっていた、というのは大きな反省です
そんなこんなで、いざ本番です
開会式が始まり、開会挨拶、来賓祝辞の後はチーム紹介があって、全チームの選手代表と監督の2名が、中央のマイクまで出ていって、一言抱負を述べるという時間があります。
上手からの出て行き片は自由なので、手を繋いでスキップしたり、一輪車に乗ったり、ダンスをしたり、このコーナーも見どころの一つとなっています
そして、各チームの演技が始まります。
舞台袖でパソコンを操作していたので、選手や衣裳係さんの動きは間近で見させて頂くことが出来ました。
それと演技も舞台の横から少しだけ。
演技中に転んで、袖に下がってきた途端に泣きだす子、それを「まだ終わってないよ!大丈夫だから!」と言ってなだめる年上の先輩や衣裳係のお母さん方。
舞台上で役になりきり演技をし、袖にさがってから凄い勢いで着替えたり、顔をパンパン!っと叩いて気合いを入れてまた舞台に戻っていく様は、何ともカッコイイものがありました
それと多分大音量の音楽で観客や審査員には聞こえてないかもしれませんが、選手は舞台上で演技を行いながら声をかけあっていました。
「1・2・3・4!」
「良い表情だよ!」
「もっと頭下げて!」
など、チームの絆が伝わってくるものでした
映画や小説の世界を表現したり、抽象的な「死」や「愛」を表現したり、テーマは様々ですが、個人的に分かりやす過ぎるテーマは作品全体を通して単調になりがちなような気がします。
例えば映画を題材にしたものは、その映画が有名なものであればあるほど、映画という確固たる出来上がった「作品」がすでに観る方の頭の中にも有るわけで、その映画作品の単なるコピーになってしまいがちなところがあると思います。
死や愛も、例えば女性が殺される場面で、模造品の刀なんかで「グサっ!」「バサーっ!」と突いたり斬ったりする動きを行ったとすれば、あまりにもストレート過ぎて、チープに感じます。
そこは一輪車演技ですから、振付や構成で「死」を演出した方が芸術的なのかなと思います。
後はやはり舞台演技ですから、フロア以上の表現力が出せるんです。
身体的な「柔」と「剛」はもちろんですが、指先や顔の表情にゾクっとするものを感じたいです(笑)
だっているんですよ!そういうの出来てる人の演技を観ると、本当にゾワゾワします!
結果は先日の記事にも書いたとおり、豊田が優勝を頂きました
でも私が審査員だったら本当に迷う作品がいくつもありました。
一輪車の技術的にはほぼ横並び、というかそもそもフロアの大会と違って一輪車スキルや技の難易度は審査観点に入っていません。
「テーマ性」「構成」「完成度」「独創性」「表現力」
の5つの項目で審査されます。
ですので、演技自体の構成や表現力が必要になってくるんですよね。
迷うけど、個人的には一輪車クラブひのさんの作品がグッときました。
「モラルの葬式」という抽象的な世界観を、衣装や小道具はもちろんそうですが、中心人物である終始目隠し(もちろん見える加工はしています)をして演技を行っていた岩柳さんの演技には惹きこまれました。あの存在で確実に作品がテーマに合う形で引き締まっていました
ただ、どの作品も正面から見ていない(横からちょいちょい覗いてただけ)のが心残りですはありますが
最後は選手全員で記念撮影
また来年、素晴らしい作品に出会えることを楽しみにしています!
・・・最初に「手短に」って書いたのに全然手短になってないな(笑)